サミタ3号機のパチスロアプリについて。

5日前所持金400円で支払い8万あったけど2万円借りて増やして支払い8万と借りた2万返しても7万残ってる??
今月支払い多すぎて40近くあったし詰むかと思った??

— なつき@オンカジ (@natsuki91001) April 26, 2023

パチスロ2号機は、ウェイト機能やクレジット機能、完全抽選方式など、現在のパチスロの礎を作りました。特に、短時間で、大量の出玉がGETできるシングルボーナスと集中役の導入はパチスロ熱を一気に過熱さました。ただ、それによりギャンブル性のとても高い、射幸性の強い台が多く出てきてしまいました。これを抑える名目で登場したのがパチスロ3号機です。

まずパチスロ3号機では、2号機で導入されたウェイト機能を1ゲームにつき4秒から1ゲームにつき4.1秒に延長されました。たった0.1秒の違いなのですが、1時間換算にすれば数十回転違ってきます。そして、2号機で導入された小役の集中役が規制されることになりました。これはパチスロの行き過ぎた射的性を抑えることを目的でした。

2号機では集中役の導入で、シングルボーナスが当選しやすい状況になり、ボーナスを引くまで長い時は1000ゲーム以上続き、爆発的な出玉を築き上げていけたのですが、それが3号機で規制されてしまいました。これにより、どのスロット台もゲーム性が似たり寄ったりで、性能に大差がないというプレイヤーにとっては全く面白みのないといった状況を作り出す結果となってしまいました。

3号機時代のパチスロ機は、今のように液晶やドットで大当たり演出やボーナス演出などの楽しみもなく、パチスロ3号機導入でパチスロから客足が遠のいていきました。パチスロの客足を取り戻すため、もしくは利益を確保するために店側がとった苦渋の策が、検定に合格したパチスロ機の基盤を交換し、意図的な連チャンやハマリを導入した、いわゆる裏モノの導入です。

3号機になって、集中役の規制などで確かにギャンブル性の抑えられた台ばかりになりましたが、実際には裏モノを設置するホールが急増したため、実際には非常にギャンブル性が高い台がホールに設置されていました。また規制をかいくぐる打ち方も編み出され、ホール全体を異様な熱気が包み込んでいました。

しかし当時、裏モノの射的性などの事態を重く見た警察が裏モノを設置した店の関係者を摘発したり、1号機時代に行われていた基盤再封印が行われ、基盤が交換できなくなるなど相まって、パチスロ人気は急速に下降していきました。ただ、これらの現象はこの後に続くパチスロ4号機の布石とも言えます。

パチスロ4号機では2号機に次ぐ劇的な規定の改正が行われ、リプレイ機能などが導入されました。また目押しなど技術介入によるゲーム性の向上が新たな客層を獲得しました。パチスロの歴史は規制する警察側、それを乗り越えるメーカー側の戦いでもありますが、パチスロ3号機はその歴史の中ではあまり目立たないものの、間違いなくパチスロの歴史を塗り替える原動力になったといえる存在です。

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